よくある質問とこたえ

腫瘍内科について

セカンドオピニオンについて

病気の不安や抗がん剤治療について

腫瘍内科について

腫瘍内科ではどんながんを診ているのですか。
あらゆる臓器の悪性腫瘍・がんの診療にあたっております。特に、日本で専門医の少ない、婦人科がん、乳がん、肉腫、泌尿器がん、原発不明がん、胚細胞腫瘍、絨毛がんなどの診療も行っております。
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腫瘍内科とはどんな科なのでしょうか。
腫瘍内科医の役割は3つあると考えます。
1つ目は、適切ながんの薬物療法を行うことです。がんの薬物療法(抗がん剤治療)は、近年では大変進歩が目覚ましく、がん治療の中で大きな役割を担っています。ところが、抗がん剤は、副作用が強く、時には重篤な副作用をもたらすこともあります。一方、安易に投与量を減らしてしまうと、今度は効果がなくなってしまいますので、専門医による厳密な管理が必要です。
2つ目は、がん患者さんの心身の辛さに向き合きあうことです。がんによるさまざまな症状(痛み、つらさ、苦しみ、不安、抑うつなど)に対処していく治療を緩和医療と呼びます。緩和医療はがんと診断された全ての患者さんが対象になります。内科医として、がん患者さんのさまざまな悩み・相談にじっくりと対応し、患者さんの「生活の質」を最大限に大切にするよう心がけています。
3つ目は、がんの臨床研究や若手医師の育成等を通して、将来の日本のがん医療のために尽くすことです。
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現在抗がん剤治療を行っていませんが、腫瘍内科を受診することはできますでしょうか。
可能です。腫瘍内科医はがん薬物療法だけではなく、緩和医療(がんに伴う心身の辛さにむきあい、やわらげる医療)も同時に行っております。院内の緩和ケアチームと協力して診療にあたる場合もございます。腫瘍内科への受診を迷う場合は、ご相談下さい。
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セカンドオピニオンについて

セカンドオピニオンを受けたいと思っておりますが、主治医にどのように話をしたらいいでしょうか?また費用はどれぐらいかかりますか。
昨今はセカンドオピニオンを求められる方が非常に増えております。そのままのお気持ちを主治医に伝えてよろしいかと思います。また費用についてですが、30分単位 30分まで:10,000円+消費税(主治医宛の報告書1通を含む)です。30分を超える場合は、30分ごとに10,000円+消費税を加算いたします。患者(家族)用報告書を希望される場合は、別途当院診断書料(1通3,000円+消費税)をいただきます。
※全額自費(消費税込み)となります(健康保険は適用されません。)
※お問い合わせやご予約には料金はかかりません。
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セカンドオピニオンはどういうタイミングで受診したらよいですか。
治療が始まる前、治療中などいつでも受診することができます。ご病気について迷ったり悩んだりした時に受診される方が多いですが、「主治医の治療方針には納得しているが、少し別の医師の意見もきいてみたい」という方もいらっしゃいます。
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セカンドオピニオンですが、家族だけで相談にいくことは可能でしょうか。
可能です。患者様が入院中で受診が難しい場合など、ご家族だけで来院される場合もございます。
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病気の不安や抗がん剤治療について

がんが心配なのですが、腫瘍内科にかかることはできますか?
特に自覚症状がないけれどがんが心配であるという場合は、市のがん検診やお近くの医療機関の受診をおすすめしております。
また、予期しない体重減少、首や腋の下のリンパ節の腫れがひかない、腰痛が持続して痛みどめが効かない、乳房にしこりが触れる、不正性器出血等、何らかの症状があってがんを心配される場合は、症状に応じて消化器、乳腺、婦人科等の該当する臓器の専門科への受診をおすすめしています。症状によっては、はじめから腫瘍内科に受診をおすすめする場合もあります。
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原発不明がんと言われました。心配です。
 原発不明がんは、十分な診察や検査を行っても原発巣(がんの大元)が分からない転移性の悪性腫瘍のことです。原発不明がんの患者さんは、どの臓器にもあてはまらないため、腫瘍内科に受診されることが多いです。腫瘍内科医にとっては、それほど稀な病気ではありません。
原発不明がんの一部は、「予後良好群」と呼ばれ、特定の治療がよく効きます。残念ながら治療があまり効かない「予後不良群」も存在します。腫瘍内科では、適切な診断、治療を行います。一度、ご相談下さい。
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乳がんと言われました。診察が恥ずかしいのですが。
女性医師による診察も可能です。また、看護師が診察に同席することも可能です。心配な場合は、ご相談下さい。
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抗がん剤の副作用が心配です。抗がん剤は身体に悪いから、やらない方がよいのではないでしょうか。
心配なお気持ちはよく分かります。抗がん剤の副作用に対する治療(吐き気に対する吐き気止めや発熱に対する抗菌薬治療など)が進歩して、多くの抗がん剤治療は外来でできるようになりました。しかし、脱毛のような辛い副作用や肺炎のような重篤な副作用がおこりうるのも確かです。抗がん剤治療によって得られる効果と予想される副作用についてよく知っていただき、納得して治療を決めましょう。
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抗がん剤治療中は生ものは食べてはいけないのでしょうか。
抗がん剤治療中でも、生ものを食べることができます。食欲が落ちた時に、果物や生野菜ならば食べられるという患者さんは多くいらっしゃいます。心配な場合は、主治医に相談して下さい。
生もの(生野菜、果物、刺身)には細菌がついていることが多いので、免疫力が落ちる抗がん剤治療中は避けましょうという理論で禁止しているのだと思いますが、実はあまり明確な根拠はありません。少なくとも、乳がんや卵巣がんなどの多くの固形がん(白血病などの血液悪性腫瘍を除いたがんのこと)の抗がん剤治療では、白血球減少の期間は短く、免疫低下の程度は強くありません。
 抗がん剤治療中に、生ものを摂ってよいかどうか、という研究はいくつかありますが、2008年にJounal of Clinical Oncologyに報告されたものが最も有名です(Gardner A, et al.J Clin Oncol. 2008; 26(35):5684-5688)。急性白血病で導入化学療法(抗がん剤治療)を受ける患者153名を、生もの(新鮮な野菜・果物)摂取を禁止する群と、生ものを可にする群とランダムに分け、感染症発症率を比較しましたが、感染症発症率には有意差はありませんでした。白血病の強い抗がん剤治療を行う患者さんでこのような結果が得られているのですから、固形がんの患者さんはそれほど心配しなくてもよいと思います。
ただし、生肉は昨今の食中毒発生状況を考えると避けた方がよさそうです。生魚・生卵も、鮮度の高いものにした方がいいでしょう。特に夏場は足が早い(腐りやすい)ので注意が必要です。お肉を切った包丁やまな板で、生で食べる野菜や果物を切る場合は、包丁やまな板を十分殺菌・消毒するようにつとめます。
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抗がん剤治療がはじまったら、仕事を続けるのは難しいですか
働きながら抗がん剤治療を受けている方もいらっしゃいます。仕事をやめるか悩んでいる方は、すぐに決断しないで、主治医とよく相談しましょう。
私たちは、抗がん剤治療をはじめる前には、必ず仕事の内容をお尋ねしています。パソコンのタイピングのような指先の細かい作業を行う場合は、しびれの少ない抗がん剤を選択する場合があります。営業職など帽子を被るのが難しい方には、早めからウィッグの準備をおすすめします。乳がんの術後の方は、リンパ浮腫の予防のため、重い荷物を運ぶ仕事は周りの人の助けをかりるようにお話します。
また、抗がん剤治療中の体調には波があります。元気に仕事を頑張れる日もあれば、だるさが強くて今までと同じようには働けない日もあると思います。定期的な検査や治療の通院以外に、仕事を休んで緊急で病院を受診しなければならない場合もあるかもしれません。まわりの人に病気について伝えるのは大変勇気が要りますが(特に、がんの場合は)、黙って仕事を続けるのは難しいでしょう。職場の上司や同僚の理解・支援を得られるかどうかが、仕事を続けるための一番のキーになると思います。
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抗がん剤治療中は外出しない方がよいでしょうか。
抗がん剤治療中であっても、体調をみながら、外出したり運動をして気分転換をしましょう。外出から帰ったら、手洗い・うがいをしましょう。「感染予防のために人ごみを避ける」というのはそれほど根拠はありませんし、無理な話であると思います。外出の度にマスクをつける必要はありません。基本的には、マスクは咳などの症状のある人がつけないと効果が期待できません。ただし、インフルエンザの流行期は、人ごみは避けた方がよいと思います。インフルエンザの流行期に、どうしても混雑する場所に行かなくてはいけない場合は、マスクを着けた方がよいでしょう。
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薬について不安があるので、薬剤師の話をきいてみたいです。
もちろん可能です。輸液療法室に薬剤師がいない時は、担当医または看護師に声をかけて下さい。抗がん剤について、またその他のお薬についても(お薬の正しい飲み方や飲み合わせについて)お話いたします。
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